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TWO PIECE

ブロガーに!俺は、なる!!
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【 - |  | - | - 】
月に願いを
最近、いつも元気な彼女が静か過ぎて怖い。
だからやめとけって言ったのに。
わたしの言うことなんてちっとも聞いてくれない。
あんな魔法気休めでしかないのに。
ま、聞く必要なんてないんだけれども。



わたしの主人のエリーはこの前自分の恋に終わりをつげたばかりだった。
魔法は上手くいった。





それなのに。

 




人間ってわからない。






魔法だけじゃ何かが足りないみたい。




「元気ないじょー」

「そんなことないわよ」

「元気だすじょー」

「元気だってば!」




毎日こうやって励ましてるのに。
エリーはちっとも元気にならない。
ぼーっとする時間が多くて、たまにふと悲しげな顔をする。
バレンはほっとけばいいって言うけれど、わたしはどうしても気になるの。
アイツが隣にいた時みたいに、幸せな顔で笑ってくれたらいいのに。
そうしたらわたしも嬉しいのに。






「お前まで元気なくしてどうするにゃー」

「エリーの元気がわたしの元気だじょー」

「何する気にゃ?」

「月にお願いするじょー」






これは昔から伝えられてるもの。
上弦の月は力があるらしい。
その日に願い事などをすると叶うことが多いとか。






「今年の上弦の月は3月3日だじょー」

「それが何にゃ?」

「雛祭りだから女の子のお願いは叶えてくれるかもだじょー」

「まぁ、がんばれにゃー」






バレンは馬鹿にするけれど、わたしは真剣なのだ。






 
3月3日、月は綺麗に現れた。



  







 
どうか、エリーが元気に笑ってくれますように。

エリーを幸せにしてくれる人が早く来てくれますように。





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