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TWO PIECE

ブロガーに!俺は、なる!!
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ブーケは誰の手に?

6月はきらいだ。

 

梅雨が始まって湿気が多くてじめじめする。祝日もない。

 

いいことが全くない月だ。

 

おまけにやっと時間が作れて会えると思ったのに。

 

彼女は友人の結婚式だと言う。

 

誰だ、ジューン・ブライドなんて言い始めたやつ。



 

そして、彼女の愛犬と愛アヒル。

 

奴らの僕を見る目はざまあみろと馬鹿にしてるのと憐れみたっぷりなものだった。

 

いつも一緒にいられるからって生意気な!

 

何故か彼女は奴らを結婚式にも連れて行くらしい。

 

な ま い き な ー っ !



 

・・・。

 

・・・。

 

・・・・・・ふぅ。

 

落ち着け。落ち着け。

 

何をペット相手に熱くなってるんだ。

 

しかも、今さら。

 

今日は彼女の友人の結婚式だった。



 

彼女と出かける予定だったから、特に他にすることもなくぷらぷらと散歩することにした。

 

梅雨の時期に珍しく、からっと晴れていて歩いてると少し汗ばむくらいだ。

 

いつもは歩かない道を探検気分で進むと、人が集まっているのが見えた。


 

 

「こんなところに教会なんてあったんだなー」

 


 

どうやら結婚式のようだ。

 

なんだかまた負の感情が出てきそうだから、さっさと通り過ぎようとした。

 

頭上から何か飛んでくる。

 

思わずキャッチ。

 

・・・・・・花?

 

というか、ブーケ。

 

なぜ。

 

つーか飛ばしすぎだろ。

 

思わずしげしげとブーケを見つめていると。

 


 

「ハルト!?」


 

 

聞きなれた声がした。


 

 

「エリー。あぁ、ここで結婚式だったんだね」

 

「なんでこんなとこに?なんでブーケ?」

 

「散歩してて通りかかったらブーケが飛んできた」

 

「狙ってたのにぃ!」

 


 

恨めしそうに僕を見る彼女。

 

そんな目で見られても、僕だって偶然だ。


 

 

「じゃあ、次の花嫁さんはハルトなのね」

 

「せめて、花婿さんにして欲しいんだけど」


 

 

そんなに欲しいなら。


 

 

「どうぞ」

 

「・・・いいの?」

 

「エリーが持ってた方がいいでしょ。未来の花嫁さん」

 

「ありがとう・・・ってえぇ!?どういう意味?」

 

「さぁ?ご想像におまかせします」

 



 

 

まだ本当の言葉にするには早すぎるけれど。

 

彼女とならって。そう思ったんだ。

 






【 ぴーしーず | 23:40 | - | - 】
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